動物保護や愛護の仕事

動物保護にかかわる仕事をするために必要なこと

主にペットとなる動物の保護活動にもいろいろありますが、活動の主体はNPO法人などの保護団体となるでしょう。

保護団体が常勤スタッフを募集することもあるようです。

その際にあると役立つ資格や職種は

  • 獣医師
  • 動物看護師
  • ペット栄養管理士
  • トリマー
  • 訓練士
  • ドッグトレーナー
  • ドッグライフカウンセラー

などです。

それぞれを詳しく見ていきましょう。


< 獣医師 >

● 医師や歯科医などと同様に、国家資格が必要

獣医学部や獣医学科などを持つ、獣医系大学(国立・公立・私立あわせて日本に16校)に入学し、6年間学ぶ必要があります。
獣医系大学は医学部ほどではありませんが学費が高く、私立大学の場合は6年間で1000万円以上が必要となります。
そして、年に一度行われる国家資格を受験します。


< 動物看護師 >

JAPC
動物看護師とは、動物の診療や治療にあたる獣医師のサポートをする仕事です。

● 「認定動物看護師」の資格があるとよい

動物衛生看護師になるために、必ず取得しておかなければいけない資格はありません。
しかし、動物の専門知識や基礎的な技術・技能を習得するには、動物系のコースを持つ大学、短大、専門学校、通信講座で動物看護学を学び、2012年(平成24年)から実施されている「動物看護師統一認定試験」を受けて認定を受けた人が、今後動物看護師として働く一般的な形になると言われています。
取得にかかる費用は数十万〜数百万と幅広いです。

● 動物看護師統一認定試験の受験資格取得に必要な事

  1. 動物看護師統一認定機構が推奨したコアカリキュラムに基づく「動物看護学」を教育する学科あるいはコースを有する専修学校専門課程あるいは大学において、認定動物看護師になるのに必要単位数または必要時間数を正規課程で修めた者(2019年3月31日までに修める見込みの者を含む)。
  2. 動物看護師統一認定機構の受験資格審査により個別に認めた者。

< ペット栄養管理士 >

JAPC
ペット栄養管理士とは、ペットフード、ペット基礎栄養学、ペット臨床栄養学(衛生学含む)など、ペットの栄養に関する正しい知識を身につけた指導者のことです。

● ペット栄養学会が主催する認定試験に合格し、同学会の会員に登録

動物系のコースを持つ大学や専門学校、通信講座で受験資格を得ることができます。
取得にかかる受験費用はペット栄養管理士養成講習会を受講するためにかかる費用は初回/10,500円(テキスト代込)、2受講目以降/6,000円
ペット栄養管理士認定試験は年に3回。受験するためにかかる費用は10,000円です。

● ペット栄養管理士の受験資格取得に必要な事

  1. ペット栄養管理士認定委員会が主催する「ペット栄養管理士養成講習会(A・B・Cの3教程)」のすべての教程を修了した者。
  2. 大学において獣医学・畜産学(応用動物学・資源動物学・動物生産学・応用生命科学・応用生物科学・生物機能科学・生物資源科学)・農芸化学などのいずれかの課程を修めた者。
  3. 上記と同等、もしくはそれ以上の資格を有すると認定された者 。

< トリマー >

JAPC
トリマーとは、ペットの専用の美容師。健康管理やしつけ、手入れのアドバイスをするのも仕事のひとつです。

● 民間のトリマー検定の資格があるとよい

特別な資格は必要ありませんが、トリマーはペットの美容の知識や技術だけでなく、動物の栄養や病気、飼い方などを知っておく必要があるため、資格があるに越したことはありません。
専門学校や通信講座で資格を取得することができます。
指定の専門学校などで1年ほどのカリキュラムで、かかる費用は約80万から120万円。
通信講座だと受講期間は約3ヶ月~1年程度で、約8万円~30万円程度で資格を取得することができます。


< ドッグトレーナー >

JAPC
ドッグトレーナーとは、犬のしつけを行う専門家のことです。

● 大学や専門学校、通信講座などで知識やスキルを身につけ民間の資格を取得する

ドッグトレーナーになるには、ドッグトレーナーの専門学校や通信講座で、何種類かある民間の資格を取得することができます。
多くの専門学校は2年制となっており、その間にドッグトレーナーに必要な知識を身に付けたり、実際に犬のしつけや訓練の実習を行ったりします。かかる費用は合計で80万円~100万円程度。
通信講座だと、一例ですが、ドッグトレーナー養成通信講座は最短4ヵ月で修了することができ、約20万前後です。


< 訓練士 >

JAPC
訓練士とは、犬のしつけを行う専門家のことです。より専門性の高い警察犬や盲導犬などの訓練を行います。

● 体力や、忍耐力の強い人物でないと、なかなか訓練士の仕事にはつくのは難しい

飼い犬のしつけなどから、警察犬訓練、盲導犬訓練、聴導犬訓練、災害救助犬訓練、介護犬訓練など、様々な種類があります。
日本警察犬協会が経営する訓練所に入所し、公認訓練士の資格を目指して経験を積む方法も挙げられます。
盲導犬訓練士になりたい場合は、全国の盲導犬育成施設に所属し、訓練所で経験を積んで一人前になることを目指します。
他にも、それぞれの犬の訓練士になることを目的とする私設の訓練学校があります。


< ドッグライフカウンセラー >

JAPC
ドッグライフカウンセラーは、健康管理や正しい飼育知識、近隣との上手なマナーの守り方などを飼い主さんの立場に立ってアドバイスをします。

● 人と犬の良い関係を育むことが目的の資格

ドッグライフカウンセラーの資格は、社会動物環境整備協会(SES)が発行する教本「素晴らしき家族」の中より、犬の歴史や種類と特徴から躾の方法や避妊の仕方等が出題され、合格するとスキルアップのための「実力向上セミナー」や、講座を受けることができます。受験料は10,000円です(2018年現在)。


動物保護の団体について

JAPC
「動物保護団体って、名前はよく聞くけれど、実際はどんなことをしているの?」という方は、まだ多くいらっしゃると思います。
そこで、動物保護団体で一般的に行っていることをまとめてみました。

現在、各都道府県に保健所と連携した動物愛護センターができています。

まずはじめに知っていただきたいのが、いわゆる『保健所』と『動物愛護センター』の違いです。

保健所と動物愛護センターの違いは何でしょう?

保健所とは、各市町村に存在しており、主に収容犬の情報や、里親募集は出すがそれ以上の事(犬のケアや訓練、譲渡会など)はしない施設です。

保健所で保護されている動物は、一定期間保護すると、各都道府県にある動物保護施設「動物愛護センター」に移されます。

ここは、保健所から移送されてきた動物たちを一定期間保護したのち、期間を過ぎた動物たちを処分する施設でもあります。

動物愛護センターでは、新しい里親を探す譲渡会や、犬のしつけ相談やしつけ教室などが行われています。

現在、「殺処分ゼロ」を掲げた取り組みが行われているセンターが多くあります。

 

動物保護団体は、一般的にそのような行政施設から、処分対象となる動物を引き取り、

  1. 新しい飼い主さんを探す譲渡会を行なう
  2. 保護猫のいる猫カフェを運営し、地域住民に猫とふれあう場を提供すると同時に里親探しを行う
  3. 野良猫たちが増えない為に、不妊手術を実施して、元の場所に帰す活動(TNR)を行う
  4. 終生飼養の徹底を行う

など色々な方法で救援活動をしています。

そのような民間の動物保護団体としては、以下のようなものがあります。

 

民間の保護団体にはいろいろあります

JAPC
活動の形には色々なパターンがありますが、『不幸な動物たちを減らそう』という想いは、どこの団体も共通して掲げている目的と言えるでしょう。
  • 非営利型一般社団法人・・・利益を得ることを主たる目的とせずに活動を行う法人
  • NPO(特定非営利活動法人)・・・「特定非営利活動法人」の略。(ボランティア活動をはじめとする市民の自由な社会貢献活動としての特定非営利活動の健全な発展を促進することを目的)
  • 認定NPOの愛護団体・・・寄付金控除が適用されるNPO法人
  • 一般社団法人団体・・・一般社団法人とは…設立時社員が2人以上いれば設立でき、事業内容に公益性がなくても設立できる団体。
  • 公益法人団体・・・公益社団法人とは…公益を目的とする23の事業に限定され、一般社団法人設立登記後に、行政庁に対して認定申請を行い、認定され他団体。
    社会的にとても高い信頼度を得ることができ、税制の優遇措置を受けることができる。

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